心を無くす4月

地下役人の仕事

最近、ブログ的なものの更新を怠っている。

書くことは沢山あった気がするが、4月は特に業務が立て込んでおり、家に帰ってくだらないYouTubeなどを見てまったりしていると、何もする気がなくなってしまうのである。

…思い返せばブログを書く時間的スペースが存在していた気もする。時折、見ても何の得にもならないような古いゲームの解説動画なんかを見ているときがある。

あの時間、必要なんだろうか、と思うが、必要なのだと思うことにする。

何か懐かしい気持ちになるし、きっといい事だ。

…よし、気持ちに整理を付けたところで、続きを書くとしよう。

4月は仕事的に本当に良くなかった。選挙のせいである。

統一地方選、市議会議員選、2週間おきに開催され、しかも休みの日には期日前投票所の管理者をやらされたりして、毎週のように休みが仕事で埋まりまくっていた。

当日の投票所では、事務主任という投票事務員達のリーダー的役割を与えられており、

しかも市内でも1,2位の有権者数を誇る投票所が俺の担当である。

選挙は1票のミスも許されない。

普通にやっていれば数え間違いなんて出たりしないが、

選挙事務に不慣れな職員ばかりが集まったり、

選挙人が長蛇の列になって事務員がパニックを起こしたりと、

数え間違いを誘発しそうな罠であふれているのである。

そして有権者が多いという事は、残念なお客さんも統計的に多くなることとなる。

そして、それを処理するのは、責任者たる俺の役目だ。

選挙事務は市の職員が駆り出されて働いてるわけだが、

当然全員が選挙事務に従事しているわけではない。

休みの奴もいるのだ。

それはいい。それをどうこういうつもりはない。

ただ、気分の悪くなることもある。

大して親しくもない先輩職員が投票した後、俺の近くに寄ってきて、

「偉そうな席に座って、楽そうな仕事でいいね!」

と、嬉しそうに話しかけてきた。

『じゃあ、代わってあげますよ。楽な仕事なんで』

先輩だったが遠慮する気にもなれず、挑戦的に言い返してしまった。

先輩職員は、「いや…」と小声で言うだけで、足早に立ち去って行った。

一緒に仕事をしたことはないが、話し方で大体の出来はわかる気がする。

お前なんかがまともにできるとも思えんが、やれるものならやってみろ。

楽な仕事に見えるんだろう?

心の声はほとんど呪詛になっている。

我ながら、心がすさんでいる。

先週、市議選が終わり、ようやく土日休める生活に戻れそうだ。

とはいえ、俺の所属する会計課は4,5月が最も忙しい部署なので、

他の職員は土日も出ているようで、ゴールデンウイークも休めるかは怪しい限りだ。

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