手帳とサバ缶とカマンベールチーズ



今日は実家に帰った。
去年は沖縄旅行に行っていたから、実家に泊まるのは2年振りとなる。

実家までは車で1時間ちょっとかかる。
コンビニで昼ごはんに、おむすびを二つ買った。
一つはコンビニの駐車場でそのまま食べ、後は走りながら食べよう。

国道2号線をゆっくり走る。
ちょこちょこと県外ナンバーに抜かれていく。
普段ならもう少しスピードを出すが、長期連休は狂った運転をする奴らが多いので、
車間距離を取ってゆっくり走るようにしている。

昔、正月休みに高速を走っていたら、目の前の車が突然ブレーキを踏んで、
慌てて急ブレーキを踏んでギリギリぶつからなかったことがある。
運転者はおばちゃんだったが、なぜ何もない高速の直線でブレーキを踏んだのかは未だに謎である。

広島駅に近接する、蔦屋家電に寄った。
猫の写真が載っている壁掛けカレンダーと、
手帳とペンを買った。

カレンダーは母親の希望があったから。
手帳とペンは、頼まれてはいないが、母親に渡すためである。

最近母親の挙動がおかしい。

何の為にバスに載ったのかわからなくなる、等不安なことを言っていたからだ。

汚い大学ノートに良くメモをしているから、
手帳を与えれば何か書くと考えたのだ。
もちろん、日記を付けたところで物忘れが改善することはないだろう。
しかし、症状を遅らせることは出来るかもしれない。

蔦屋家電には、食料品コーナーもある。
サバ缶とカマンベールチーズを買った。
青魚はDHAが脳に良いらしいし、カマンベールチーズは食べ物では珍しく、
脳を成長させる因子が増える論文が出ていたはずだ。

実家に着くと、コーヒー飲む?と聞かれたので、水筒にコーヒーを入れていたが、
せっかくなので、淹れてもらう事にした。

すぐに出てきたので、準備していたのだろうか。

続いて、お茶を飲むか?と聞いてくる。
いらねぇよ。コーヒーと同時にお茶飲まねぇだろ。一瞬で突っ込むが、
耳の遠い母親には聞こえているのかどうかもわからない。

ともかく、いらないことを大きめの声で伝えると、わかったわかった。
と面倒くさそうに言われる。
釈然としない気持ちで、コーヒーを飲む。

程なくして、母親が自分のお茶を入れて飲み始める。
一方的に話す母親の話に適当に相槌を打っていた。
食べ切れなかったコンビニのおむすびを机に置いた。
何それ?と聞かれたので、昼の残り。あとで食べるよと伝える。

席を立った母親が、またお茶を持ってきた。

あんたはお茶、飲まんよね?
一人で納得したような、いぶかしむような表情をして、
テーブルにお茶を置く。

…。

なぜ茶を追加した?追求したかったが、やめた。

夕食時になり、蕎麦を作ってもらった。
先日、島根に行ったときに買った出雲そばだ。

蕎麦自体は旨いはずだが、ゆで過ぎて腰がなくなっている。
まぁいい、これはいつもの事だ。

もう一杯食べるか?聞かれたので、台所に行ってみると、
封の開いた生の蕎麦がビニールから顔を出している。
蕎麦のつゆか、何かしらの液体がビニールについている。

母親は昼にそばを食べたのでいらないという。

じゃあ、もう一杯下さい。

このまま蕎麦を保存されたとしても、痛むのが目に見えている。
おむすびもあるし、腹は既にいっぱいだが、年越しそばを2杯食べる覚悟をした。

ぼんやりと紅白を見ていた。やたらと日本人じゃない人が歌ってるなぁ。
まぁ、気に入らなきゃ見なければいいだけの話だが…。

2杯目の蕎麦が来たとき、1杯目から1時間は経っていた。
そして、茶碗に白米を注いだものがおむすびの隣に置かれた。

…。

この沈黙は、早く食べたかったとか、そういう意味ではない。

もちろん自分で作っても良かったが、そういうことでもない。

カマンベールチーズとサバ缶、もっと買って来れば良かったかな。

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