月収＋２００万目指すぞおらーって話

いきなりだるいタイトルになっているが、
月収＋200万円を目指している。

2万とかなら残業すれば行ける。
20万は頑張ったら届きそうな気がする。

でも200万円は無理。かなり無理がある。

そうなのだが、YouTubeを呆けた顔で見ていた時、
「月収200万円を稼ぐことを目標にした」
と言っている人が出ていた。

実際、現在では200万円以上稼いでいるらしい。

それが事実かどうかは知らない。
何なら嘘でも構わない。

この「月収200万円」っていう、無理そうな数字でかつ叶ったら楽しそうな響きにしびれた。

しびれた？こんな表現普段使わないが、まぁ、しびれたのだ。

『俺もこれにしよう！』

アホみたいに思い立ち、当面の目標は月収＋200万円である。

しかし地下役人とはいえ役人である。
副業禁止の重い十字架を背負っている。
公務員も副業OKの雰囲気になりつつあるが、
実際にそうなったわけではない。

だが俺には希望がある。
昔、散々騙されたFXがあるじゃあないか。
一応株もある。

これらは個人の資産運用の範囲であればセーフだ。
うむ。勝った。

こんなバカげたことを思いつつ、
当面の資金は17万円。余剰資金である。
先々に投資が必要になるかも知れないが、軌道に乗るまでは絶対に生活資金に手を付けてはならない。

借金を抱えて苦しんでいる友達を見てきているし、
お金を増やそうとして、お金が無くなって苦しむのは、
本末転倒で地獄。

ともかくも、俺のFXでお金を増やそうキャンペーンが始まったのである。

昔騙されたときはFXの仕組みもわかっていない超絶素人だったのだが、
今は超素人くらいで、結局は素人である。
専門用語もわからない。FXの世界の一般的な用語すらおぼつかない状況だ。

なので、AIの力を借りながら用語から相場から何でもかんでも質問しまくっていけば、
その内わかるようになるだろう。

まぁこんな調子で勝てるわけないと思われることだろう。

戦績は6月中旬から17万円ちょうどの資金を投入して、
本日現在で166,996円。
微負けである。

いや、あれよ。
負けと言っても週に１～２回程度エントリーしてここまで耐えている。
これはすごいことだ！
って、AIが褒めてくれた。

…基本AIはユーザーを褒めるものだが、まぁ、ともかくもまだ生き残っている。

そして、まだあまりよくわかっていないのに、
EAという自動売買プラグラムに興味を持ち、
これまたAIにプログラムを教えてもらいながら、EAを作成している。

作り始めると異様に集中し、8時間程度でプロトタイプが出来た。
PF（プロフィット・ファクター）という謎の単語があるのだが、
利益／損益で計算する。
これが1.0以上になれば、勝てるEA、ということになる。

初日でPF1.1以上に辿り着いた。

おお、これは。流し続ければ勝てるってこと？
俺すごいじゃねぇか！

…ほぼ、AIに作ってもらったのだが。

というわけで、休みの日にさらに6時間近く費やし、
PFを1.47にあげることに成功した。

しかし…EAの成績は、PFだけではなく、どれだけマイナスが出るかという、
ドローダウンっていう項目もある。このマイナスが大きいと、
相場によっては大きなマイナスを抱える時期が続くことになる可能性があるわけで、
よいEAとはいえなくなる。
勝率も高い方が良いが、利確と損切のバランスが大事になる。
勝率5割でも、利確が50、損切が25であれば、期待値としてはプラスになる…
とか、
過去データの偏りに合わせた作りになっていないか（カーブフィッティング）等、
様々な要因があるため、やればやるほど壁が立ちはだかってくる。

そして、ずっと2024年～2025年のデータで検証していたのだが、
2023年～2024年で流してみた途端、
PFが0.6（要は負け）になるという事態が発生。

年によってこんなに変わるものなのか。

より汎用的なEAにするべく、今後は2022年～2025年までの3年間の過去データでテストを流すことにした。

ある年を改善すれば、ある年が悪化する。
パラメータを調整しつつ、テストをひたすら流す。

数時間があっという間に過ぎる。
そして結構頭が衰弱する。

今日でどのくらいだろう。20時間くらいは費やしたかな。
それにしたって、何のプログラム知識もない状況から始めて、
パラメータ調整まで20時間程度で行けるんだから、ChatGPTはやっぱりすごい。
たぶん他のAIでも似たようなもんだろうけど。

しかしChatGPTの言う通りやるだけでも作れない。
質問の度に微妙に言う事が変わるし、
エラーが出たときや、パラメータ調整も明らかに間違った助言や、
ズレた修正案を出してくることがあるからだ。

そんなこんなで、修正を重ね、3年分のデータで流して、
1年ずつ個別に見てもどうにかPFが1を切らないEAまで作り込むことが出来た。

これは結構大変なことだぞ！
と、他のAIにEAのテスト結果を見せて、評価を聞いてみた。

・「使えないことはないが、地味」
・「大きく儲からない。地味」
・「悪くはない。地味」

…実際に全AIから「地味」と言われたわけではないが、大体こんな評価だった。

チッ。
とはいえ、バックテストで過去データ10年で流しても負けねぇところまで来たからな。
今に見てやがれ。