今日は寝起きから調子が悪い。
風邪を引いているとかではなく、身体が全体的に重く、感覚が鈍い感じがする。
これは…炎症かな。
どこという訳ではなく、全身がダルい。思い込みかもしれないが、花粉のせいなのではないだろうか。
花粉症がひどいわけではないが、花粉の季節は妙にパフォーマンスが落ちる。
頭に霧がかかったような感じがして、意識を強く持たないとすぐにウトウトし始める。
「仕事をしたくない。サボれ」と、潜在意識が働きかけているのかも知れない。
ボケた頭で仕事をしていたら、課長から「今日は面談の日よ」といわれ、そういえばそうだったと思い出す。
年に2回、上半期と下半期に、課長と面談することになっている。
今年の目標が達成できたか。とか、何が良かったか、または良くなかったか。とか、そんな反省会みたいな事をするのである。
今年度は、我ながらまぁまぁ働いたと思う。
課内の係間の断裂をつなげられた気がするし、不具合を抱えたまま動かないシステムの根本原因である、各部署間の連携もそれなりにつなぐことが出来た。
ダメだったところは、契約更新の手続きが遅れていること。他部署やシステムの連携に注力していたが、肝心の自分の係内の係員同士の連携がいまいちだったことだろうか。
こうして振り返ると、俺は事務仕事が苦手である。
沢山の伝票を電卓を叩いて金額を合わせたり、文書にインデックスを付けて整理したり。
いわゆるルーチンワークみたいなことだ。
いついつまでに、他部署からの照会に答えたり、毎月発生する月まとめの伝票を整理したりとか、そんな仕事が大の苦手である。
役人としての素養はイマイチだと思う。
一応頑張ればできるけど、上手にできない。誰かやってくれねぇかなと、いつも係員に任せきりである。それでも係長がやらないといけない作業もある。そういうのは大体納期ギリギリか、関係者に泣きを入れて納期をずらしてもらったりしている。
得意なのは、トラブル対応。特に情報関係、システムが絡む問題点を見つけて、関係部署を集めて改善したりすることである。ダメな運用になっているシステムや仕事の流れを見ていると、ぼんやりと原因のようなものがわかるので、それをいい感じに再構築するのは、結構得意な気がする。
そんな話を課長として、最後に課長に
「他に何か言いたいことはある?」
と聞かれたので、
『僭越ながら…言ってもいいですか?』
と切り出した。
うちの課長、会議や立ち話でもそうなのだが、考えている途中の心の声を、
実際に言葉として出す癖があるのだ。
理解できていない事柄を、「そうよね、これはダメよね、でもいいわよね…」
みたいに、文章としては支離滅裂なことを、普通の話し言葉のレベルの音量で口に出すので、
課長がいると場が混乱する。
『え?それはどういう意味ですか?』
と聞くと、
「え、いや、何でもないの。それでいいと思う」
みたいに言われるのだ。何でもないなら黙っててくれんかな
と思うので、そういうのを普通のボリュームで言わないでほしい。
と言ってみた。怒られるかもしれないが、ずっとストレスだったので、言う事にした。
「そうよね、私、自分の会議の録音を聞いていて、
自分で何て意味不明なことを喋ってるんだろう?
これはやめないとダメだわ。って思ってたの。ありがとう。」
と言われた。
意外に、受け入れてもらえたので、安心した。
俺は課長クラスと面談するときは、どうしても苦言を言ってしまう。
無意識にマウントを取りたいから、とかかも知れないが、
課長級に意見できる一般職員は少ないからだ。
課長に目を付けられると生きにくくなるし。
実際、これまで課長面談で、空気が読めてないのに読めてると思っている人に、
面談の最後に、「何を言ってくれてもいい」と言われたので、
『課長は空気が読めてないので、空気を読んで発言してください』
って言ったら、結構本気でキレられたことがある。
課員が困ってて相談もされてて、俺自身気になっていたから言ったのだが、まぁ、怒るのが普通か。
当時はその課長とはウマが合わず、ずっとストレスを抱えて仕事をしていた。
今の課長は、ちょっと抜けているところはあるが、下の俺からの苦言を受け入れてくれたので、
結構いい課長なのかも知れない。
欠点を指摘されて受け入れられる人は、貴重だからだ。
何より、俺が下のやつにそんなことを言われたら、感情を害さずに感謝できるか非常に怪しい。
自分では言うくせに、勝手なもんだ。と他人事のように思う。
課長からは、あんま評価してもらってないよなー、とか思ったりしていたが、結構恵まれた環境にいる気がしてきた。
その後、突然の仕事が入って残業になった。体調はイマイチだったのに、モチベーションを保って仕事をすることができた。
昨日と職場の環境は何も変わっていないが、気の持ちようで見える世界は変わるものだなと、改めて思った。
今日の文章は、我ながら面白みのかけらもないが、まぁ、そういう日もある。ということで。
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