あー。
何書こうと思ったか忘れた。
2日くらい前に文章を書いて欲しいと言われて、
アイデア的なものが結構沸いていたのだが、謎の体調の悪さが発症し、
全身が重くて何もやる気にならず数日過ごしていたら全部忘れてしまった。
話は3日前にさかのぼる。
会計課という部署の特性から、窓口でお金を取り扱う各担当課に釣銭を渡している。
釣銭なので、金種…札の種類や硬貨の種類毎の枚数が変わることはあるが、額が変動することはない。
そんで、毎月釣銭がどうなっているかを各担当課に報告させる仕事がある。
釣銭の額は、5万円、とか3万円とか、各担当課ごとに売り上げ規模によって割り当てている。
月末の釣銭全体額がいくらで、金種がこうなってます。みたいなリストを提出してもらっている。
何事もなければアホみたいな仕事だが、もし釣銭の額が変動していたら一大事である。
で、とある部署の報告が「2万9,700円」であるという。
その部署には3万円の釣銭を渡している。
そんなバカな。何で300円少ないんだよ。
よくあるのがレジにお金が残っているだとか、単なる数え間違いだが、
会計課に報告する文書に300円少ないまま出してくるなど通常あり得ない。
担当者に確認させると、どうやら釣銭を市の収入として銀行に入れてしまったらしい。
なぜ釣銭を収入にした？
まったく意味不明である。
担当課長と課長補佐を呼び出して、お話を聞いた。
話はこうである。
①郵便で証明書の請求があり手数料の300円と一緒に送られてきた。
②証明書を発行し返送の準備。手数料の300円は市の歳入であるため、銀行に300円入金した。
③証明書の対象者が該当者でなかったため、証明書の発行が出来ないことが発覚した。
④請求者に釣銭から300円出して、300円を郵便で返送した。
結果、釣銭が300円少ない状態になった。
である。
②で銀行に300円収入として処理しているのに、
④で請求者に300円返している。なぜか釣銭を使って。
④がバカである。
②で入れたお金を戻してから請求者に返すのが通常の処理だからだ。
…わかるだろうか。
俺の説明が分かりにくいかも知れないし、経理の処理に携わってないと、
別におかしくないように聞こえるかもしれない。
単純に釣銭から返したのがダメなのである。
銀行に300円の収入処理をした場合、最速でも5日程度経たないと引き出すことができない。
5日後にお金を銀行から出す処理をして、戻って来たお金を請求者に返すのが筋である。
釣銭はあくまでつり銭なので、ここから立て替えてはいけないのである。
わかりにくいと思うが、釣銭はいわば会計課が貸しているもので、
担当課のものではない。
売上ミスの充当に使ってよいものではないのだ。
それが例え一時的なことだったとしても。
市のお金は歳入歳出で厳格に色分けされているので、
勝手な出し入れは出来ない。
必ず財務伝票を作成して処理する必要があるのだ。
何よりこの処理は先月の中頃行われており、
処理ミスをしたならその時点で会計課に報告すべき事案である。
そんな説明を担当課長と課長補佐にしたが、
「発覚した2日後に会計課に報告した」
と言ってきた。
会計課、うちの担当者に聞くと、その話を受けたのは一昨日だという。
『担当者は一昨日と言ってますが。2週間近い開きがあるのはなぜ？』
一応聞いてみる。
「会計課には報告していませんでした」
一瞬で前言を撤回してきた。
騙せると思ったのか？バカなのか、この人。
ここまで冷たく対応してしまうのにも理由があって、この課長補佐は4月に同じように釣銭の不正使用があり、顛末書を提出させている。
加えて、数年前も別の部署にいた時に釣銭の処理でミスをしており、その時も顛末書を書いてもらっている。
全然教訓が生かされていない。こいつの書いていた、複数人で必ず確認するという「今後の対策」とは何だったのか。
もちろんこいつは課長補佐だから、すべての事案を直接行ったわけではあるまい。
それでも部下がすべて単独で行うはずもなく、決裁や判断を求められているはずだ。
あわよくば誤魔化してあやふやにしてしまおうという魂胆が透けて見える。
そんな出来事があったのだ。
それが3日前のことで…
一昨日、俺に一通のタレコミが届いた。
「あの課長補佐、少し前から家族がコロナ感染してて、昨日から本人もコロナで休んでるよ」
…何だと！？
奴はマスクなどしていなかったぞ。
家族がコロナ感染してたなら、発症してなくてもマスクくらいするだろ、普通。
マスクに感染防御の効果はないらしいが、飛沫の拡散は防げる。
俺は途端に気分が悪くなった。
あの野郎…。
くだらねぇ言い逃れをするに飽き足らず、菌までまき散らしやがったのか？
ノーシーボ効果（マイナスな思い込み）なのか、
その日から何だか調子が悪くなり、ここ数日は家に帰ったらすぐ寝る生活をしていた。
で、今朝。
体調は普通。熱もないし、喉にカミソリがある風でもない。
しかし…絶妙な素晴らしい文章を思いついてたような気がするのに。
全部忘れてしまったぜ。
という、お話。
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