無感動でも出る涙

最近、年上の部下の扱いで悩んでいる。
仕事上のミスが非常に多い。
若い職員が年に1回ミスするような案件を、週1~2回ミスをする。
単純に52週あるとして、50倍~100倍ミスしていることになる。
営業日で考えると、年間30週くらいか。それでも30倍くらいミスっていることになる。

ただ、指定のフォルダに生成されたファイルを置くだけの仕事だ。

気付いていなかったが、担当課からタレコミがあって発覚した。

他の若い係員達はみな優秀なので、そうそうミスをしない。

俺自身も過去にやっていた仕事なので、どの程度の仕事かは把握している。
つってもファイル置くだけなので、何も難しくはない。

この間、モニタ越しに様子を伺うと、寝ていた。

午前中の話だ。

起きているときは、若い男性職員と談笑して、声も大きい。

仕事中の私語は、コミュニケーション向上になるから、
基本的に注意はしない。

しかし、他の係員が仕事にならない程ずっと話し掛けたりするので、
対処に困っていた。

よし、一度会議をしよう。

係員を集めて、会議室で会議をした。

・私語はしてもよいけど、市民が聞くと良い気はしないのでほどほどに。
・話し掛けられる相手も仕事があるので、様子を伺おう。
・長くなる時はチャットにするなど工夫しよう。

こんな内容である。
係長でもある俺自身が、係員に話かけて仕事の邪魔をすることがあるから、
みんなも気を付けよう。

という話の持って行き方をした。
直接言うと、個人攻撃みたいになるし、プライドがやたらと高いので、
他の係員の前では注意しないでほしい。と言われたこともあるからだ。

ある時、その年上の部下と二人で残業していたとき、
こんなことを言ってきた。

「私は私語はしても良いと思います。市民からクレームを言われたら、
 言われた時に対応したらよいと思います。
 クレームいう人なんて少ないんだから」

…こいつ正気か?

耳を疑う。この職員のおしゃべりがひどいから、
わざわざ会議をしたというのに、全然わかっていない。

そしてもしクレームがあったとき、対応するのは俺なのだ。

それもわかっていないのか。
この人は部下の中では最高位で、俺の補佐をする立場なのに、
この程度の認識しかないのか。

何だか力が抜けて、怒る気もしなかった。

時間外に一人になり、どう対応したものか考えていた。

部下の中にはストレスで体調を崩しているものもいる。
そりが合わない女子同士が隣になっていたから、席替えも強引に行った。
そうすると若い男と楽しそうにずっとしゃべるようになり、
注意しても1日程度大人しくするが、翌日にはまた元に戻っている。

強く言えば本人が壊れる。
放っておけば他の優秀な部下たちが壊れる。
課長や人事には相談しているが、年度中の異動はまずない。

しかし日々の業務は続く。

何の感情も湧いてこなかったが、なぜだか涙がつーっと流れた。
心は凪いでいるのに、現象としてこんなことが起こるのか。

それを少し面白く思えているけど、俺の方が先に壊れるかもしれない。

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