夢が叶うトイレ

雑記

公私に関わらず、俺はよくトイレに行く。

まぁ大体の人類がトイレに行くものだと思うが、昔はすぐ腹を壊していたので、毎日のようにトイレに駆け込んでいた。

腸過敏性症候群という奴だったのかも知れない。

ほとんど毎日、腹を壊していたのだが…まぁいい。

今日はその話ではない。

その話ではないが、あまり上品な話題でもない。

わたくしはただただ、日常の出来事を書き連ねているだけある。誰も見てくれないかも知れないし、見返すのは俺だけかも知れない。

とはいえ、ですよ。

たまたま、ご覧になってくださる方もおられるかもしれないので、警告させて頂きます。

この先は、食事中の方や、お上品でない話はノーセンキューというお気持ちでいらっしゃる場合は、こんな変なブログは早々に閉じて、キラキラしたInstagramとか、楽しいYouTubeなどにすぐさま移動された方が有益かと思われます。

そんなの関係ねぇ!っていう心意気のある方は、続きを読んで頂ければ幸いです。

まぁ、そこまでひどい話を書くつもりもないが、自分で見返した時に、

『あ~、そういや汚ねぇこと書いたっけなー』

とか思い出せるかもしれないから、まぁ、警告を書いておいた。ということにしよう。

で、本題のトイレの使い方の話である。

うちの職場のトイレは建物の東西に一つずつ存在する。

西のトイレは台数が多く、使用者も多い。

東のトイレは、洋式と小用が1台ずつと規模が小さく、使用者は少ない。

俺は東側がお気に入りであり、勝手に俺専用トイレだと思っている。

なので、個室の扉が閉まっているときの落胆は大きい。

『何勝手に俺のトイレを使ってんだよ!』

と怒りを滲ませる。もちろん、口には出さない。アホだと思われるからだ。

当たり前だが、自分専用だと本気で思っているわけではないので、他の人が使うのは仕方のないことである。大体ここは職場だしな。

それは良いのだが…たまに個室に入ったときに、思わず声が出ることがある。

あろうことか、便座の上に、前使用者のものであろう、思い出の品が残されていることがあるのである。

便座の上、ですよ。どうやったらここに、「これ」を、置けるんだよ!

そして、なぜ出る時に気付かないのか!?

あえて置いてるのか?

何かのメッセージか?

俺が入ると知っての狼藉か?

疑問と怒りが頭を駆け巡るが、ここで個室を出て、西の恵まれたトイレまで移動する方法もある。

だが、もしも思い出の品を放置したまま、個室を出たときに誰かと出くわしたなら…。

「あ、この人、便座の上に思い出を残していくタイプの人なんだ」

と、思われてしまう。

俺の品じゃないのに、普通に気持ち悪がられてしまうだろう。

…仕方がない。片づけてやるか。

多めのトイレットペーパーを巻き取り、何度も同じ方向に折って、細長く強靭なペーパー棒を作成する。

ペーパー棒を使って、ゴルフ感覚でウォーターにハザードさせる。

その後、大量のペーパーを重ねて消毒液を吹きかけ、便座を拭き取る。

最後に、やっぱり気持ち悪いから、ペーパーを便座カバーのように便座上にそっと置き、

緩衝材とすることで、ようやく着座することができる。

ちなみに、便座の中央…火口部分に落し蓋のようにペーパーを敷いておくと、いわゆる「おつり」といわれる不快極まりない現象を回避できるので、お勧めである。

この便座の上にペーパーを置く方法は、暖房機能のない便座に座らなくてはならない場面に出くわした時、役に立つので覚えておくと何かが助かるかも知れない。

ただし、ペーパーをそれなりに消費するので、SDGs的ではない。それでもヒートショック的な大惨事になるよりはましなはずだ。

1,000万人に一人くらいは、この思いに共感してくれる人が居るに違いない。

「地下役人のお陰で、尻が冷たくなくなったよ!」
「おつりの地獄から解放されて幸せです!」

などという感謝のメッセージが頂けるかも知れない。

…。

いったい俺は何を書いているんだろう。という気持ちが湧いてこないでもないが、案外みんなこういう辛い体験をしているのではないだろうか。

ちょいちょいこういうことがあるのだが、もしかしてうちの職場だけなのか?

…まぁいい。

いずれにしてもこの話は、いつか記録として残しておこうとずっと思っていた。

今日、ようやくその思いを果たせたのだ、これは夢が一つ叶ったといっても良いだろう。

やった! 夢が一つ叶ったぜ。

でも、不思議とあんまり嬉しくない。

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