疲労感の強い日

今日は午前、午後と大きめの会議が2つあった。
午前は銀行との定例的な会議。
午後は有識者を交えて今後の資金運用の方針を決める会議。

午前は大きな会議という訳ではないが、
指定金融機関という、自治体のメインバンク的な銀行との調整会議だった。

基本的には銀行にお金を預けているわけで、
自治体側、我々が銀行の顧客なのであるが、
どうにもこの銀行の営業のトップは、自治体を厄介者のように思っているきらいがある。

契約書に明記されている、日計表という日々の集計表がある。
これを紙で毎日提出することになっている。
それを電子化だ、DX化だ、といって電子化しましょうという「提案」を持ちかけてくる。

俺は電子化に反対ではない。
別に紙で貰う必要はないので、PDFでもメールでも必要条件を満たしていればそれでよい。
というスタンスだ。

銀行の営業の主張は、
「日計表は日々の残高がわかればいい。
 ネットバンクで残高が確認できるから
 それを日計表の代わりにすればよい」
というものである。

それを実行するとしたら、
市の職員がネットバンクにアクセスして、
残高照会を実行し、その結果を見て、
市の財務システムの残高と照合する。

ということになる。

紙の日計表があれば、日計表と財務システムを照合すればいい。

それだけで済むものが、言われるがまま変更すれば、
こちらの作業の負担が増える。

銀行は何もしなくて済むが、市の職員の負担が増えるのだ。
これがDX化とは片腹痛い。

この営業の「提案」は大体こういう内容である。

日計表の作成は、銀行員が通帳の内容を確認し、日計表Excelに転記する。
それを印刷して照合し、支店の印を押して市に提出する。

この作業を丸々やらなくてよくなる。

そりゃ銀行は楽だろう。
でも客先である我々にネットバンクにアクセスさせ、
勝手に照合しろという。
これが効率化か?電子化か?
聞いてあきれる。

かいつまんで説明し、それは銀行側が楽になるだけで、
「提案」は受け入れ難い。
市側も銀行側もメリットがあるような改善策を示して初めて
交渉の土俵の上がれるというものではないのか。

「(日計表)いらないと思うんですけどねー!」

いや、そりゃお前はいらないだろう。
無くしたいだろうさ。

こいつもバカなのか?
市側には市側の業務があり、これまで当たり前にもらっていたものをなくされれば、
業務フローは変わる。しかも工数が上がるので、人件費は増える。
ただただ客先に負担を背負わせるのが「提案」なのか。

できるだけ冷静に、笑顔を交えながら伝える。

『銀行側で人件費を削減されたいのはわかります。
 市側も改善は必要と思いますが、
 市側が一方的に負担を強いられる変更をこの場で決断して、
 ではそれでいきましょう。とはなりません』

こんな感じの回答をした。

「えぇ、無理ですか?」

意外そうな顔で言ってくるので、腹の底から暗い感情が湧いてくる。

俺は係長でもあるので、実戦部隊の長でもある。
そう簡単に飲める話ではない。
会議の場には会計管理者や課長も同席しているが、
上司が口を出してこないのは、方向性は同じだからだろう。

ほとんど一人で喋っていたので、援護してもらいたい気持ちもあるが、
ひとりで戦いたい気持ちもあった。
どっちにしても俺は不満を抱くのだろうか。

そんなこんなで、交渉は平行線に終わった。

午後からもしんどい会議があったが、今日は書けそうにない。
どうにも集中力がもたない。

体調は悪くないし、睡眠も取っているが、
何かわからないがやたらと消耗してしまった。

会議が終わった後、取れていなかった昼休憩を取らせてもらって、
フラフラとコンビニに行く。

久しぶりに肉まんを買い、庁舎に歩いて戻りながら食べる。
学生の頃の通学中を思い出すなぁ。とぼんやり考えながら食べる肉まんは、
コンビニで一番安いやつだったが、妙においしかった。

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